第155話アレックスの過去

「そうだね、たくさんいたけど、彼がみんな追い払っちゃった」

シャーロットはうなずいた。アレックスがラブレターを受け取ったとき、どんなふうに反応したかを思い出していた。

「どういうこと?」ローズの好奇心がたちまち刺激された。

「ええとね、昔ある女の子が彼に恋文を書いたの。でも彼、その手紙には綴りの間違いが十三個あるって言い出して。きちんとその言葉を学んでいない、って」

「高校のときは、プロムのクイーンが彼に告白した。すごく頭が良くて、試験ではいつも彼の一つ下の点数だったんだけどね。アレックスは、首位を奪って自分の勉強を邪魔するつもりだ、卑劣な手口だって言ったの」

「大学で、しかも留学先...

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